僕の教育論

児童養護施設に出張で授業に行った時の話

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さて、少し前の話になるのですが、児童養護施設に出張でゲーム作りの授業をしに行って来ました

児童養護施設とは、保護者のない児童、虐待されている児童など、環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設(Wikipediaより)

僕にとっては結構衝撃的で、よくよく考えてみると僕は今まで、確かに教育環境においてはあまり恵まれていない子ども達を見てきたと思います
学校側にあまり理解されず、問題児として扱われていたり、適した学習が提供されず、成績が振るわなかったり、居場所がなく、学校に行くことが出来なかったり…

でも教育感度の高い親御さんがいて、どうにかしようと足掻いた結果、僕と出会い、僕の教育がその子に届く

どこかでそのサイクルが当たり前で、自分の目の前にいる子どもに自分が思う教育を届ける、そんな感じでした

今回たまたま機会を得たのですが、それはとても稀なこと
児童養護施設にいる子に僕の教育が届くことは基本的にはありません

授業前に話を聞いてみると、ScratchとかWolfRPGEditorとかを独学でやっていて、でも手詰まりになっているとのこと(そりゃそうだ)
でも、独学でやろうとしている事自体がとても尊いと思いました
あとは、自分が何をしたいのか、伝えるのが少し苦手だということも聞いていました

実際に授業をしてみると、特に伝えるのが苦手ということはあまり感じず、WolfRPGEditorで青鬼のようなゲームを作りたいと言うのでそれを作ることにしました

ゲーム作りを通して授業を行うと、言葉で伝えにくいようなこともゲームで大まかな動きをキャラクターに取らせたり、○○みたいな感じと類似のゲームの動画を見ながらイメージを共有したりと様々な方法を使って
コミュニケーションを取ることが出来ます

僕はそうしたコミュニケーションの円滑化はゲーム作り教育の最大の利点の一つであると考えています
そしてコミュニケーション能力は僕の持論ですが、訓練では身につきません(多少は身につきますよ、パターン化されたものとかは)
伝えたい相手がいて、伝えたい言葉がある、そうした本気の必要性がコミュニケーション能力を伸ばすんですね

だから、僕自身がゲームを知っていることもとても大切なことであると思っています
ゲーム好きな子って多いですし、そういう子ってコミュニケーション苦手なこと多いですから、楽しいゲームの話ができるだけで大抵コミュニケーションにアプローチできるってもんです

そんなわけで授業でやることは青鬼の基本システムである
①マップに入ったら時々鬼に遭遇する
②遭遇したら鬼が追いかけてくる
③鬼に触れたらゲームオーバー
④ある程度逃げたら追ってこなくなる

を作成することに決まりました

雑に作るとこんな感じですね

ちょうど良かったのはゲーム作りやプログラミングにおいて基本となるのが変数、条件分岐(if文)、繰り返し(for文)ですが、これらが
時々遭遇するようにするのに変数、追いかけてきたり追いかけてこなくするのに条件分岐、追いかける時の動きに繰り返しなど上手く使えたことです

その子が独学でやっている上に、次にいつ会えるか分からなかったので、なるべく色々なことに使えるような考えを、教えておきたかったのです

こんな風に僕はいつも必要なことを相手が一番やりたがっていることに結びつけて入れ込むようにしています

そんなわけで、一通り授業を終えたのですが、そこで僕が思ったのは僕が知っていること、教えられること、それを知りたがっている人に届けられたら良いなって単純に思いました

そして思っていたよりも遥かに自分の教育が世の中に届いていないんだなーとも…

今年はそこんところを模索していく年になりそうです

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